敦賀気比5番の高見沢が5打数2打点 「日替わりヒーロー」に名乗り

長屋護
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 8日、全国高校野球選手権大会1回戦 敦賀気比13―3高岡商

 一回表、1点を先制し、なお1死一、二塁の好機に5番高見沢郁魅(いくみ)(2年)が左打席に入った。

 「ほぼ無心だった」というが、チェンジアップを左前に流し打ちし、二塁から春山陽登(3年)が生還、2点目をあげた。

 チームは勢いづき、さらに2点を加え、初回で4点をあげ主導権を握った。福井大会では全5試合で先制し、試合を優位に進めたが、それを再現するような集中打だった。

 高見沢は、1年秋からのベンチ入りメンバー。3月の選抜大会の広陵(広島)戦では、5番を任されたが、3打数無安打だった。

 「この借りは甲子園でしか返せない」――。東哲平監督が試合後、飛ばしたげきは、部内の合言葉のようになり、高見沢も課題の三塁の守備力向上と変化球打ちに取り組んだ。「緩い変化球から速い変化球まで、とにかく数多く打って対応力を高めた」と振り返る。

 福井大会では再び5番を任され、打率4割7分1厘は先発メンバーで2位。打点6は4番の上加世田頼希(3年)らと並びチーム1位の成績だった。

 この日は二回表にも2死二塁から直球を中前にはじき返す適時打を放ち、5打数2安打2打点の活躍で中軸の役割を果たした。

 試合前、東監督は「甲子園という大舞台は、日替わりでヒーローが出てくるところ」と話していたが、高見沢はその一人に名乗りをあげた格好だ。そして、東監督が2011年に監督に就任して以来、選抜大会と合わせて通算20勝目の節目となった。

 2回戦に向けて高見沢は「チームに流れをつくる打撃はできたが、打ち損じもあったので修正したい。一戦必勝で頑張りたい」と話した。(敬称略)

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