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おしゃれ上手は、サイジング上手! 達人に聞く極意

2010年6月3日10時11分

写真:サイズ達人その1の彼女。男物の大きなトレンチコートをワンピースにアレンジしている。どんなサイズでも「マイ・サイズ」にして着こなす能力には、はなはだ脱帽!拡大サイズ達人その1の彼女。男物の大きなトレンチコートをワンピースにアレンジしている。どんなサイズでも「マイ・サイズ」にして着こなす能力には、はなはだ脱帽!

写真:サイズ達人その2の彼。のっぽでスリムな彼は、体型を熟知していてお洒落が抜群にうまい人。拡大サイズ達人その2の彼。のっぽでスリムな彼は、体型を熟知していてお洒落が抜群にうまい人。

写真:スタイリストの彼。自分以外の他の体型の人にも洋服を似合わせるのをお仕事にしているだけあって、サイジングが秀逸!拡大スタイリストの彼。自分以外の他の体型の人にも洋服を似合わせるのをお仕事にしているだけあって、サイジングが秀逸!

写真:普通のTシャツにパンツなのにお洒落にみえるのは、この絶妙のサイジング加減。拡大普通のTシャツにパンツなのにお洒落にみえるのは、この絶妙のサイジング加減。

写真:背広のサイジングはカジュアルにはないこだわりが。「肩や袖口、アームホールの太さや襟のあき加減。シャツの出し方一つまで細かい美学がそこにはあります」拡大背広のサイジングはカジュアルにはないこだわりが。「肩や袖口、アームホールの太さや襟のあき加減。シャツの出し方一つまで細かい美学がそこにはあります」

写真:袖を折り返したり、ウエストで縛ったりと、大きめのコートを上手くサイジングしている。拡大袖を折り返したり、ウエストで縛ったりと、大きめのコートを上手くサイジングしている。

写真:自分のジャストサイズを完璧に着こなす彼。隣の彼女のジャケットはメンズ。「あえて大きめ」のサイジング。拡大自分のジャストサイズを完璧に着こなす彼。隣の彼女のジャケットはメンズ。「あえて大きめ」のサイジング。

 シトウレイです、こんにちは! 夏らしくなってきて、段々お洒落が楽しくなってきた今日この頃。みなさまいかがお過ごしですか?あたしは毎日街でストリートスナップ三昧、この時期はストリートスナップにはベストシーズン!

 さてシトウ、この間ツイッターで「みなさんは洋服を買うときに、どういうポイントを重視しますか?」と質問をしてみたんです。そしたら沢山の意見が出てきて、ほんっとビックリ!今日はいくつかご意見ご紹介します。

 「洋服買うポイントは、使える定番もんは置いといて、とりあえずそいつに出会ったときの気持ちでしょ!あとは試着!とにかく試着ですね。サイジングは妥協しないこと。と考えております」

 「服を買うときは必ず試着をします。試着ができないものは余程の理由が無い限り購入しません。試着をしたら鏡を「ぼんやり」と眺めて、服が自分の雰囲気に溶け込んでいるかを見ます。細かなディテールはほとんど気にしません。最後に価格ですね。」

 「サイズ、デザイン等に満足するのももちろんですが、最終的には「この服は僕の体の一部、延長線上にある」みたいな感覚があったら買います」

 その他「インスピレーション!」、「ディテール」、「色味」、「自分の雰囲気に合うか」、「服それ自体やブランドの付加価値」などなど、ほんっと、いろんな意見が出てきました。

 さて、みなさん。「サイジング」って何だかわかります?

 ファッション誌で良く見かける言葉だし、アパレル業界では普通に使われるこの言葉。「なんとなーくサイズの事いってんでしょ?」というのは分かりますが、その「ジング」の所が若干微妙に意味不明だわ、と思った人も多いはず!

 「サイジング」。これは自分の体型にふさわしいサイズ、という意味だけでなく、その人のスタイル全体のバランスをうまい具合に整える、という意味が含まれているのです。

 つまり、その人自身の体型や個性をベースにおいて、服やバックや、靴やアクセサリーを全部つけてスタイルを完成した時の、そのトータルバランス、それこそがサイジング。

 サイズ感+バランス感=サイジング。こういう公式が成り立つって訳ですね!

 と!いう事で、今日はこのサイジングについて考えてみたいと思います。早速、街のお洒落(しゃれ)達人に話を聞いてみました!

■サイズ達人その1

 古着屋のバイヤーさん。彼女曰く「やっぱり着てみて、しっくり来るサイズを見つけるのが大事かなぁ。とりあえず着てみて、鏡の前に立ってみて、例えば肩が少しでっかいな、とか、丈が少し長いかな、とか『しっくりこない所』を見つけ出すのね、それで肩を少しつめちゃったり、ベルトでアレンジしたり、丈を短くしちゃったりでバランスをとるかなぁ。着てみて初めてしっくり来るラインっていうのがあるから、まずは何でも『着てみる』のが大事だと思う」。

 「自分に似合うサイズって、どうやって知って言ったの?」というあたしの質問には、「うーん、いつの間にか…。あ!あたしは、買い付けに行く時も、沢山試着をするようにしているのね。人よりは色んなものを着てみてると思うのね、着続ける中で、自分のサイズを見つけていった感じかなぁ」と。

■サイズ達人その2

 原宿の古着屋さんの店員さん。「大きさとか長さとかは、着てみてバランスで判断しますねー。とりあえず着てみて、『今の気分じゃないなー』とか、『もうちょっと大きい方が今の気分かな』って決めてます。お客さんにも、まずは一回着てもらって、印象見て、それでしっくりくるかどうかを見てもらいますかね」と。

 自分に似合うサイズを見つけるには?の答えには、彼もやはり「沢山着てみる事ですかね」との事でした。

 なるほど!みなさんサイズとバランスという言葉を多用、サイジング(サイズ感+バランス感)はやはり必要不可欠らしい!また、みんな共通して言う事には「とりあえず着てみる」!と。一度着てみて、鏡の前に立って、客観的にバランスを見る。「試着」という「経験」は、自分に似合うサイジングをより明確にしてくれます。

 通販やネットでのショッピングは、時にはとっても便利だけれど、やっぱりこのサイジング感覚は、お店でなくては養えない。単体、ディテールだけでなく、俯瞰的にトータルでものを見るというのは、ファッションに限った事ではなくて、他の分野にも言えることだと思います。

 「サイジングを司るもの、お洒落を制す!」を合言葉に、この週末は街に出て、マイベストなサイジングを探しに行くのはどうでしょう? きっとまた新しいファッションの楽しさを発見できるはず!

 ではではまたね、また街であいましょう。お相手はシトウレイでした。チャオ!

 最後になりましたが、ツイッターでご協力してくれたみなさま、本当にありがとうございましたー!感謝!

プロフィール

シトウレイ(Rei Shito)

石川県加賀市出身。早稲田大学教育学部在学中よりモデルデビュー。

STREET FASHION CULTURE誌「STREET」「FRUiTS」「TUNE」でフォトグラファーとして活躍後、08年より東京のストリートファッションを海外に向けて発信するサイト別ウインドウで開きます「STYLE from TOKYO(http://reishito.com/)」を開始。毎日更新で東京の「今」を全世界に向けて届けているパワーブロガー。原宿のファッションアイコン的存在でもある。新聞、雑誌、WEBなどで活躍中。ロート製薬「極潤ヒアルロン液」CM出演。

09年、外務省主催によりモスクワで初の写真展「STYLEfromTOKYO展」を開催。
10年、シンガポールのファッションビルで館内全体のヴィジュアルディスプレイを担当。
10年、モスクワ中央芸術家会館にて若手アーティスト達による合同展開催。

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