拡大する写真・図版 クアラルンプールで昨年9月29日、香港のデモを支援する集会を企画したリウ・リャンホンさん=ロウ・ワンタン氏撮影

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〈私は○○人〉マレーシア リウ・リャンホンさん

 「光復香港!」「時代革命!」。昨年9月、マレーシアから香港を訪れた大学生リウ・リャンホンさん(26)は、地元の学生にまじって夢中で政府への抗議スローガンを叫んでいた。

 リウさんはマレーシアの首都クアラルンプール育ちの華人4世。母語は広東語と北京語だが、英語とマレー語も流暢(りゅうちょう)に話す典型的な「マレーシアン・チャイニーズ」だ。世界各国に住む中国系住民のうち、居住国の国籍を持たない人を「華僑」と呼ぶのに対し、国籍を持つ人は「華人」と呼ばれる。

 政府への抗議デモが続く香港を訪れたのは、現地の大学に通う知人に誘われたからだ。「デモのやり方を勉強したい」。マレーシアのマラヤ大学の学生グループで幹部を務めるリウさんは、そんな気軽な気持ちで学生新聞の記者として参加するつもりだった。

 だが、デモを見学していた初日、「どけ!」と乱暴に警察官に突き飛ばされた時、何かがはじけた。「自分の中にあった、国や制度やいろんな理不尽に対する怒りと重なって、急にデモに一体感を感じた」。次のデモからは参加者の一人として声を上げた。

 マレーシアに帰国後、クアラルンプールで、香港のデモを支持する集会を開いた。だが、それがマレーシアの地元紙で取り上げられると、華人社会で波紋を呼んだ。「一気に嫌われ者になった」と、リウさんは振り返る。警察から聴取も受けた。

 後になってリウさんは、警察に…

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