「現代日本ワインの父」にバトン託された醸造家 挑戦の半生が映画に

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平畑玄洋
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 【茨城】水戸市出身のワイン醸造家が主人公の映画「シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~」が11月4日、全国で公開される。おいしいワイン造りに挑戦し続ける醸造家の師弟愛や夫婦愛を、実話をもとに描く。

 モデルになったのは、日本ワイン大手シャトー・メルシャンの安蔵(あんぞう)光弘ゼネラル・マネージャー(54)。「プライベートな話も出てくるので気恥ずかしいけれど、映画を通じて日本の風土を表現した日本ワインに興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。

 安蔵さんは茨城高校在学中に、ビタミンB1を発見した農芸化学者の鈴木梅太郎(1874~1943)の伝記を読んで憧れた。鈴木が教壇に立った東大の農芸化学科に進む。応用微生物学などの研究に励み、大学院を経てメルシャンに入社した。

 映画は、安蔵さんが入社し、山梨県甲州市の醸造現場で研鑽(けんさん)を積むころから始まる。そこで、工場長などを経て当時、同社の顧問を務めていた故・浅井昭吾(筆名・麻井宇介)さんと運命的な出会いをした。

 浅井さんは会社の別を問わず醸造技術を公開し、各地で欧州系品種の栽培を推し進めたことから「現代日本ワインの父」とも呼ばれ、師と仰ぐ醸造家が多い。

 メガホンを取った柿崎ゆうじ…

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