米国の消費者物価、6月は前年比3.5%上昇 インフレが鈍化
ニューヨーク=杉山歩
米国の労働省が14日に発表した6月の消費者物価指数は、前年同月比で3.5%上昇し、市場予想(3.8%)を下回った。前月の4.2%から、インフレ(物価上昇)は鈍化した。変動が大きい食品やエネルギーをのぞく「コア指数」は、2.6%上昇し、市場予想(2.8%)を下回った。
6月は、米国とイランが戦闘終結に向けた覚書を結んだことなどを受け、原油価格が下落した。全米自動車協会(AAA)によると、5月に一時1ガロン=4ドル台半ばまで上がったレギュラーガソリンの平均価格は徐々に下がり、6月半ばに4ドルを切った。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長は、7月1日に欧州中央銀行(ECB)のイベントに登壇し、インフレリスクが「低下した」と述べた。ただ、物価上昇率はFRBが目標とする2%の水準を上回り続けている。金融政策を話し合う米連邦公開市場委員会(FOMC)の参加者からは、人工知能(AI)への投資の活発化が物価を想定以上に押し上げる可能性を指摘する声が出るなど、インフレへの警戒は続いている。
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