25歳女子の恋、リアル描く 「ピース オブ ケイク」

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伊藤恵里奈
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 植物をすぐ枯らし、仕事も恋愛も流されるままの女性――。等身大の恋愛漫画の名手、ジョージ朝倉の「ピース オブ ケイク」(祥伝社)が映画化され、公開中だ。田口トモロヲ監督は「25歳の女子は未知の領域。50過ぎのおっさんが撮っていいのかと悩みました」と語る。

 25歳の志乃(多部未華子)は押しが弱く、いつも周りに翻弄(ほんろう)されてきた。失恋で心機一転、引っ越してレンタルビデオ店でバイトを始める。店長の京志郎(綾野剛)は偶然、志乃の隣に住んでいた。京志郎には同居する彼女のあかり(光宗薫)がいるが、志乃は気さくな京志郎のことがどんどん気になっていく……。

 田口は多部や光宗ら女優たちに「脚本を読んでどう思ったのか、せりふに違和感がないのか、行動にうそがないのか」を徹底的に聞き、リアリティーを追求した。「最初は志乃を好きになれなかった。客観的に見るとそこそこもてるし。でも男もそんな時代があるから、同族嫌悪なのかなと思ってからは愛せるように。誰もが通過する、自意識過剰でこんがらがった20代の物語ですね」

 情熱的に突っ走ったかと思う…

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この記事を書いた人
伊藤恵里奈
盛岡総局
専門・関心分野
ジェンダー史、自然環境、映画、異文化