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 大手光学機器メーカー「キヤノン」の子会社「キヤノンプレシジョン」(弘前市)が県内初となる農業用ドローンの量産拠点を設け、「あおもり製」を売りに生産を始めた。県内の利用者にとっては故障時のメンテナンスなどが素早くできるメリットがあるといい、同社は今後、年間1千~1500機の生産を目指す。

 ドローンは、「プロドローン」(名古屋市)が設計し、キヤノンプレシジョンが製造を受託している。販売されているのは農薬を空中散布できる「はかせ」と、虫食いや肥料のやり過ぎなどを上空から葉の色を見て分析できる「いろは」の2種類で、価格は約200万~300万円。水稲栽培を中心とした大規模農家や農協などがすでに利用しているという。

 昨年6月に発売され、ドローンビジネスを推進している県の後押しもあって、今年からは県内向けに「あおもり製」を前面に出して売り出している。5日には三村申吾知事が同社を訪れ、商品の説明を受けた後に実際に操縦。「農作業の機械化が具体的に進められていてうれしく思う。様々な産業にも応用できる」と話した。(中野浩至)