「安全と安定を」「中流階級に有害」 仏大統領選、投票所で見た分断

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パリ=野島淳 金成隆一
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 フランス大統領選の第1回投票が10日にあり、現職のエマニュエル・マクロン氏(44)と、右翼「国民連合」の下院議員マリーヌ・ルペン氏(53)が今月24日の決選投票に進んだ。前回2017年と同じ顔ぶれだ。パリ市内と郊外の投票所で1票を投じた有権者に思いを聞くと、フランス社会が抱える「分断」がうかがえた。

 パリ市内の投票所から出てきた医師セリーヌ・ラベリさん(40)はマクロン氏に投票した。「ウクライナでの戦争で危機が迫るいま、フランスには安全と安定が必要だ。5年前にも決選投票ではマクロン氏に入れた。彼は将来の展望を持ち、政治家としての資質がある」と話した。

 「ジレジョーヌ黄色いベスト)」の反政府運動、新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻と、直面した数々の危機も「うまく対処してきた」と評価している。「黄色いベスト」とは、18年に燃料税の引き上げ方針をきっかけに起きた反政府運動だ。

 「コロナ対応はもっとうまくできたかもしれないが満足はしている。ただ、年金改革はやりきれていない。もう一度、彼に機会を与えたい」と2期目に期待感を示した。

 パリ郊外の人口3万人の町ビリシャティヨンの投票所では、投票した候補者名を取材に答えた有権者8人のうち、4人がマクロン氏支持だった。

マクロン氏への評価に光と影

 その一人、建設現場監督のジ…

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この記事を書いた人
金成隆一
Globe編集部記者
専門・関心分野
国内社会、米国、外交、ジャーナリズム

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