米国の新車販売、GMがトヨタから首位奪還 半導体不足で台数は減少
2022年の米国での新車販売台数で、米ゼネラル・モーターズ(GM)がトヨタ自動車を抜いて2年ぶりに首位に立った。21年は初めてトヨタが1位に立ったが、半導体不足からの回復が早かったGMが1年で抜き返した。ただ、市場全体では、半導体不足のために車をつくれず、販売台数は11年ぶりの低水準となる見込み。23年も微増にとどまり、「コロナ前」まで市場が回復するには時間がかかりそうだ。
トヨタの販売台数は前年より9・6%減の210・8万台。一方、GMは2・5%増の227・4万台だった。GMは年後半に販売台数が大きく伸びた。他の日系メーカーでは、ホンダが32・9%減の98・4万台、日産自動車が25・4%減の72・9万台と続いた。
米国は中国に次ぐ世界2位の自動車市場だ。コロナ前の19年までは5年連続で年間1700万台超の新車が売れていた。しかし、22年は1370万台ほどに落ち込み、前年より8%減少する見込み。新型コロナの影響を大きく受けた20年も下回り、11年ぶりの低水準となりそうだ。
米調査会社コックス・オートモーティブのチャーリー・チェスブロー氏は「足元では半導体不足が少しずつ改善してきているが、まだ十分な在庫がなく、新車販売が落ち込んでいる」と話す。
23年は半導体不足が改善しても、景気後退の懸念や金利上昇で消費が落ち込む可能性があるとして、販売台数は1410万台と、わずかな回復にとどまるとみている。
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