国スポ・ハンドボール佐賀代表「レットル」準V 地元との絆も深める
15日閉幕した国民スポーツ大会。ハンドボール成年男子の県代表・トヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA(レットル)は準優勝と、惜しくも連覇を逃した。しかし決勝があった14日、会場の神埼中央公園体育館は応援の市民らで埋まった。国スポを機に、チームと地元とのつながりは確実に深まったようだ。
愛知県代表の「大同特殊鋼 Phenix TOKAI」との決勝は、前半を13対14の1点差で折り返し、後半も僅差(きんさ)で追う展開が続いた。しかし逆転はならず、25対26で敗れた。
観客席では、地元高校生らが応援を先導した。決勝後、優秀選手賞に選ばれた橋本駆選手(26)は「ハンドボールを知らない人たちもいらしていたと思う。きょうの試合を見て、ハンドボールって楽しいなと思ってもらえたらうれしい」と話した。
ゴールキーパーの小峰大知選手(30)は「絶対優勝したいという気持ちがあったんですけど。いろいろな方々に支えられているということを改めて実感する大会でもありました。再開するリーグ戦でしっかり結果を出し、いい報告ができるようにしたい」と語り、先月開幕した新リーグ「リーグH」での健闘を誓った。
チームと地域の関係を強化しようと、「レッドトルネードSAGA」を運営するトヨタ紡織九州(神埼市)と神埼市は先月26日、連携協定を結んだ。スポーツ振興を通して市民の健康増進や体力向上を図り、国スポで昨年の国体に続く連覇を後押しするのも目的だった。
これまでも地域の祭りに選手が参加するなどして交流してきたが、今後は選手を招いたスポーツ教室の開催や学校での指導なども検討する。
協定書に署名したトヨタ紡織九州の伊丹正社長は「選手のサイン会開催を、という声などもお聞きしている。一つひとつ検討して実行し、ハンドボールの競技人口を増やしたい」と語った。神埼市の実松尊徳市長は「神埼と言えばハンドボール、そしてトルネードSAGAという声が広がるような取り組みをしていきたい」と述べた。
レッドトルネードSAGAは1992年に発足。県代表として昨年、鹿児島国体で12年ぶりに優勝。日本リーグプレーオフにも13季ぶりに出場した。
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