イタリア、移民対策を司法がストップ マスク氏「内政干渉」に波紋も

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パリ=宋光祐
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 イタリア政府が不法移民とみなす人たちの上陸阻止を目的に、地中海で救助した難民申請者を欧州連合(EU)域外のアルバニアに移送する計画が行き詰まっている。イタリアの裁判所が人権侵害を理由に移送を相次いで取り消したためだ。そこに、トランプ次期米政権での起用が発表された米起業家イーロン・マスク氏が裁判所の決定を非難し、騒ぎが大きくなっている。

 伊メディアによると、ローマの裁判所は11日、イタリア海軍の艦艇が伊南部の地中海上で救助したエジプトバングラデシュ出身の7人をアルバニアの施設に移送する措置を無効と判断した。イタリアがアルバニアに建設した施設に現在、収容者はおらず、実質的に運営停止に追い込まれている。

 伊政府は移送の対象を「安全な国」から来た成人男性などに限定しているとするが、裁判所は10月に「第1便」となった12人について、出身国が「安全な国と認められない」と判断。政府は「安全な国」の基準を変更して移送を再開したが、裁判所は11日の決定で変更後の規則がEU法に反するとして、「第2便」の人たちもイタリアに戻すよう命じた。

 アルバニアとの合意に基づく…

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この記事を書いた人
宋光祐
元パリ支局長
専門・関心分野
人権、多様性、格差、平和、外交

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