背水の日産、最大7500億円赤字 販売も資金繰りも…くすぶる懸念

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西山明宏
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 日産自動車は24日、2025年3月期決算の純損益が最大で7500億円の赤字になる見通しだと発表した。同社の純損失額としては過去最大となる。主要市場の米国と中国での販売低迷や、経営再建に向けたリストラ費用がかさむことなどが響いた。

 2月時点の業績予想では、純損益は800億円の赤字としていた。これまで過去最大の赤字額は00年3月期の6843億円。仏ルノーから派遣されたカルロス・ゴーン氏が日産のCOO(最高執行責任者)として経営再建に乗り出した時期にまでさかのぼる。

 今回過去最大の純損失を計上する見通しとなった理由について、日産は大きく二つ示している。保有する工場などの資産の価値が販売台数や業績の低迷などによって目減りしたため、その分を減損損失として5千億円計上する。また、9千人の人員削減を進める中で支払う退職金や下請け業者への補償金などで600億円以上がかかる見通しだという。

工場の減損に退職金に…かさむリストラ費用

 販売が伸び悩んでいることも業績悪化の見通しに影響した。24日に示した新たな見通しでは、本業のもうけを示す営業利益予想も下方修正。従来の1200億円から約3割少ない850億円になるとした。

 日産が24日に発表した24年度の世界販売は、前年度比4.3%減の329万8千台。20年度からの5年間で2割近く販売台数を落としてきた。北米でのブランド価値の低下や商品ラインアップの不足などで利益が出なくなっている。中国では電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)で現地メーカーとの厳しい価格競争が続き、販売台数は減少の一途をたどっている。

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 こうした販売への逆風によっ…

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この記事を書いた人
西山明宏
千葉総局次長
専門・関心分野
中国経済、通商政策、民間企業

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