インタビュー

「トランプ氏は台湾有事に介入しない?」 米識者が読む中国の見方

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聞き手・牧野愛博
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 米国防総省が1月、国家防衛戦略(NDS)を発表しました。中国を力によって抑止する一方、対立は望まないとしています。中国研究で知られる米スティムソンセンターのユン・スン上級フェローは「トランプ政権の国家安全保障戦略で、中国は米国が台湾問題に介入しないという見方を強めているかもしれない」と語ります。

 ――中国で1月、中国共産党軍事委員会の2人の将軍が失脚しました。

 習近平(シーチンピン)国家主席は、政策面で忠誠心がなく、自分と意見が合わないと判断した人々を排除することで中国軍の統制を強化してきました。中国軍はさらに、習氏の主義主張に接近するでしょう。ただ、軍最高指導部の粛清は、下級の将校や兵士には影響を与えません。

 ――米国家安全保障戦略(NSS)は西半球以外の地域への非干渉主義を唱えています。中国の台湾政策にどんな影響を与えますか。

 これにより、中国の「米国は台湾問題に介入しないのではないか」という想像力が増すでしょう。もし、米国が西半球を勢力圏として望むなら、中国は台湾を中国の勢力圏内と見なしているからです。

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■「米中の貿易戦争、さらなる…

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この記事を書いた人
牧野愛博
専門記者|外交担当
専門・関心分野
外交、安全保障、朝鮮半島
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    阿古智子
    東京大学大学院教授=現代中国研究
    視点

    日本における高市政権に対する高い支持率は、高市政権を激しく批判する中国政府のナラティブ(語り)が一定程度影響を与えているでしょう。台湾も同様で、昨今国民党の支持率が低下しているのは、中国政府による認知戦がマイナスに働いていると考えられます。

    2026年2月16日 02:07

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