インタビュー

トランプ氏の世界に対するアプローチ 識者「独断的なならず者主義」

有料記事

聞き手・牧野愛博
[PR]

 デンマークのフレデリクセン首相は13日、同国自治領グリーンランドを巡りルビオ米国務長官と独ミュンヘンで会談したと発表しました。トランプ米大統領は、グリーンランドを含む西半球を勢力圏と見なす「ドンロー主義」を掲げており、欧州とのぎくしゃくした関係は当分続きそうです。米カーネギー国際平和基金の欧州支部、カーネギー・ヨーロッパのトーマス・デウォール上級フェローは、「私たちは不安と予測不可能な時代を生きている」と語ります。

 ――ドンロー主義を掲げるトランプ氏の世界観をどうみますか。

 トランプ氏の世界に対するアプローチには、「ドクトリン(主義)」と呼ぶほどの戦略的深みがあるとは思えません。私は「Gone-Rogue Doctrine(独断的なならず者主義)」と呼んでいます。

 ある点では、米国、中国、ロシアといった少数の強大な国々が世界を「勢力圏」に分割すべきだという、古くさい「大国」の世界観です。

 また、別の点では、グリーンランドからラテンアメリカにかけて西半球を支配したいという欲望です。貿易によるディール(取引)からの物質的利益の追求でもあり、また個人的な栄光のための主義とも言えます。

【連載】読み解く 世界の安保危機

ウクライナにとどまらず、ベネズエラやイラン、台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ450人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。

■グリーンランド狙ったトラン…

この記事は有料記事です。残り1091文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人
牧野愛博
専門記者|外交担当
専門・関心分野
外交、安全保障、朝鮮半島

関連トピック・ジャンル

ジャンル

連載読み解く 世界の安保危機 牧野愛博

この連載の一覧を見る