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第1回侵攻4年、ウクライナ市民はいま 「和平交渉、とても考えられない」

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疋田多揚 藤原学思 長島一浩
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 ウクライナへの全面侵攻が始まってから4年。ロシアは占領地を広げようと攻撃を続け、和平交渉を仲介するトランプ米政権は、被害者のウクライナに譲歩を迫る。戦時下に暮らす人びとは何を思うのか。

ナターリア・ストルチさん(29) キーウ在住 「愛する人の死、どう理解すれば」

 夫が眠るキーウの墓地に来たのですが、昨日の大雪で、夫のお墓がどこなのかわからなくなってしまいました。ここには兵士の墓がたくさん並んでいるから。

 生花は高くて、この青い花は造花です。だけど赤いバラだけは造花を買いません。夫と2022年3月に初めてデートしたとき、もらったのが赤いバラだから。2週間ごとに供えに来るんです。

 ロシアの全面侵攻後、私は衛生兵に志願しようとしたのですが、夫は「自分が行くから」と制して、衛生兵として北東部ハルキウに送られました。24年3月に東部の戦線で行方不明になり、その9カ月後、遺体が確認されました。

 こうして墓参りに来ているのに、今でも捕虜交換のニュースがあると、夫がいるんじゃないかとテレビの画面に夫の姿を捜してしまうんです。(愛する)人がいなくなることをどう理解していいかわからない。

 和平交渉のことは、今はとても考えられません。夫だけでなく、親しい人や親類も埋葬されたから。かつてはカフェで働いていましたが、今は働く気になれないんです。

セベリン・ツィムバラさん(21) リビウ出身 「人命が最優先、領土諦めても仕方ない」

 2022年2月に全面侵攻が…

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この記事を書いた人
疋田多揚
欧州総局長
専門・関心分野
欧州の政治と外交、暮らし
藤原学思
ベルリン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、ドイツ、中欧、偽情報、陰謀論

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