深掘り

ドローンが変えた戦闘の前線 「下手に動くと…」ウクライナ兵の証言

有料記事

キーウ=疋田多揚
[PR]

 ロシアによるウクライナ侵攻は、4年続く間に戦い方にも変化をもたらした。その一つがドローン無人機)だ。前線で攻撃の主役になったと兵士は語る。戦争の長期化はウクライナの兵力にも影を落としている。

 ウクライナ軍歩兵のビクトル・スタリニンさん(44)は「ドローンが飛んでこないよう、祈るだけだ」と話す。東部ドネツク州の前線で迫撃砲を扱う。

 従軍した当初の2022年11月と比べ、砲撃の回数を減らした。「相手に探知されて、自軍の居場所がばれるからだ」。敵の攻撃型ドローンが近づいてきたら、散り散りに逃げる。「誰かが攻撃されても、助けに行けるようにするためだ」。見つかりにくいよう、軍服は泥で汚す。「塹壕で暮らしていればすぐに泥だらけになるけどね」

 弾薬やガソリンを前線に届けようとした軍用車がドローン攻撃にあい、全焼したこともあった。休暇を控えていたスタリニンさんが、復路に乗り込むはずの車だった。

 「塹壕(ざんごう)にいる時間が長くなった」ともいう。「下手に動くとロシア軍の偵察ドローンに見つかるから」。スタリニンさんはそう説明した。

街のオートバイ、怖がるように

 昨年11月末、キーウでの休…

この記事は有料記事です。残り1301文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人
疋田多揚
欧州総局長
専門・関心分野
欧州の政治と外交、暮らし

関連トピック・ジャンル

トピックス