(時代の栞)「印度放浪」 1972年刊・藤原新也 熱を帯びたペンとカメラ

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 ■身体性回復求め、さまよい続ける

 20代の青年二人は、たまたまその時そこに居合わせた。インド北東部のブッダガヤ、仏陀(ブッダ)ゆかりの聖地である。それぞれに旅をしていた。

 一人は藤原新也、もう一人は宮内勝典(かつすけ)、互いに何かを感じ取って言葉を交わした。共に粗末な服を着て髪は長く、194…

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