部活動の地域移行 地域間格差を生まないために立ち返るべき根本とは

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聞き手 編集委員・中小路徹
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 公立中学校の部活動を地域のクラブや団体に委ねる「地域移行」を国が進めています。スポーツ庁と文化庁の有識者会議では、「学校を含めた地域全体で部活動を支えていく」という趣旨から取り組みの名称を「地域移行」から「地域展開」に変えることになりましたが、自治体によって運営には様々な違いが生じるとみられます。地域による格差や家庭の負担について、部活動に詳しい早稲田大の中澤篤史教授(スポーツ社会学)に聞きました。

       ◇

懸念される地域間格差の拡大 地方と都市部の違い

 これまでも地域や学校間の格差がなかったわけではありません。部活動は、国が学習指導要領でやるべきことを決める授業と異なり、生徒がしたいことを各学校が尊重するという位置づけですから、一律だったものが壊れると考えるべきではないでしょう。

 とはいえ、地域間格差の拡大は懸念されます。子どもたちがスポーツ・文化活動をする場所が学校しかなく、責任を持って面倒をみられる大人は教員しかいないという地方と、様々な人材と資本が集まり、学校外で受け止められる都市部では、条件がまるで違う。

 根本的には「なぜ地域移行を…

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この記事を書いた人
中小路徹
スポーツ部|スポーツと社会
専門・関心分野
スポーツと社会、サッカー、朝鮮半島
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    本田由紀
    東京大学大学院教育学研究科教授
    視点

    日本スポーツ協会が2024年に部活動改革に関して加盟団体に調査を実施した結果では、「資格取得者をスポーツ活動現場に配置していくことが難しい」25.3%、「有資格者の数が少ない」22.2%、「(指導者の)配置を必要としている現場を把握できてい

    2025年4月20日 07:30
  • commentatorHeader
    内田良
    名古屋大学大学院教授=教育社会学
    視点

    笹川スポーツ財団による、中学生の保護者を対象にした調査では、家庭が1年間に支払う金額(平均)は、学校の部活動が50,857円、民間スポーツクラブでの活動が155,799円だったとのことです。学校の部活動と地域クラブとの間に大きな差が生じてい

    2025年4月28日 03:55

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