WBC日本初戦の見どころ 山本由伸と第2先発が鍵、相手は崖っぷち
(6日、WBC1次ラウンド日本―台湾 見どころ)
日本はWBC過去5大会、初戦を落としたことはない。
今回、大事な1戦目の先発を託されたのは、井端監督が「日本のエース」と呼ぶ山本由伸(ドジャース)だ。
大会前最後の実戦登板となった2月27日(日本時間28日)のオープン戦では3回5安打2失点。一、二回に失点したが、状態を上げてくるはず。大きく崩れることは考えにくい。
1次ラウンドは65球の球数制限があり、山本が投げるのは3イニング程度か。山本の後の「第2先発」の重要度も増す。
打線は、近藤健介(ソフトバンク)が「ポイントは先制点」と話していた通り、いかに早く主導権を握るかがカギになる。
チームに合流後、実戦2試合で5打数無安打だった大谷翔平(ドジャース)に当たりが戻るかどうか。その前後を打つであろう近藤の働きも重要になる。
対する台湾は5日の豪州戦を落としたことで、厳しい状況になった。もう1敗でもすると、準々決勝進出が厳しくなる。
初戦に勝っていれば、仮に日本戦で負けてもC組2位での準々決勝進出を狙えたが、そのプランは崩れた。
気がかりなのは攻撃陣。豪州戦は散発3安打の零封負け。この試合で主力の陳傑憲(ちんけつけん)が死球を受け、途中交代した。日本戦への出場は不透明だ。
3戦目以降のことを考えず、なりふり構わず投手をつぎ込んでくることが予想される。
日本と台湾は、13年の第3回大会2次ラウンドで延長にもつれ込む接戦を演じたこともある。九回に同点打を放ったのが当時は選手の井端監督だった。
日本にとって、難しい初戦になる可能性も考えられる。
【ニュースの見取り図】
◆大会は成長中
野球の国際化のため、2006年に始まり、今回で6回目。年々、世界的な注目度が高まっている。
◆強豪国が本気
近年はアメリカやドミニカ共和国が力を入れ、大リーグのスター選手も多く出場。
◆過去3回優勝の日本は初戦から気の抜けない戦い
5チームで争う1次リーグでは、上位2チームが準々決勝に進む。日本のC組には手ごわい相手も。
◆日本での見られ方が焦点
テレビ中継はなく、ネットフリックスが独占配信。国際スポーツ大会の視聴方法の分岐点となるか。
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