吹奏楽部にも地域移行の波、コンクールは新時代へ 浮かんできた課題

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河原田慎一
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 少子化などへの対応で、学校の部活動の「地域クラブ」への移行が進められている。

 文化系のなかで人数が多い吹奏楽も、コンクールの中学部門で学校単位ではない団体の出場が可能になり、複数校の「合同バンド」や「地域バンド」が増える見通しだ。練習場所の確保や楽器の運搬などの課題も見えてきている。

 山口県中部、瀬戸内海沿いの防府市。18人で活動する市立華陽中学の吹奏楽部の練習は、独特だ。

 合奏を途中で細かく止め、生徒は席を移動し、旋律や伴奏で同じような音の動きをする楽器同士で近くに座る。全員が全パートが書かれた楽譜を見て、互いの音を確認しながら進める。

 狙いは、一人ひとりが役割を意識し、音色や響きをそろえること。部長の多田隈心羽(みう)さん(3年)は「少人数のなか、『自分しかいない』という責任感や緊張感がある」と話す。

 部は、8月に吹奏楽コンクール中国大会に出場。規定の上限の50人に近い人数で演奏する学校がある中、少人数で磨いた音で、3回目となる全日本吹奏楽コンクールへの進出を決めた。

 19日に宇都宮市であるその全国大会は「華陽中としての最後の大会」になる。

先駆的な街、課題は「負担」

 文化庁は2022年12月、少子化と教員の働き方改革の流れを受けて「将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保する」として、まずは公立中学校の休日の活動から地域移行を進めるガイドラインを示した。23~25年度をその改革推進期間としている。

 防府市は「地域移行」のモデ…

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この記事を書いた人
河原田慎一
ネットワーク報道本部|吹奏楽などの音楽系主催事業
専門・関心分野
公共交通、イタリア文化、音楽
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    中小路徹
    朝日新聞編集委員=スポーツと社会
    解説

     複数の学校による合同部活動や、地域移行などの部活動改革は、当初は運動部が先行してきましたが、今は文化部とセットで進んでいます。  吹奏楽はその良さも問題点も、団体競技の運動部に似ています。それぞれの役割を持つみんなが力を合わせ、「チーム」

    2024年10月17日 15:24

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