ストーリー

「ヒロシマの顔」が頭を下げた日 ノーベル平和賞の陰で浮かんだ課題

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武田肇
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 夢の夢。うそみたい――。日本原水爆被害者団体協議会日本被団協)の代表委員、箕牧(みまき)智之さん(83)は昨年、日本被団協のノーベル平和賞受賞が決まると、テレビカメラの前でほおをつねった。その様子は国内外で広く報じられた。

 平和運動に取り組む人らの間で「ヒロシマの顔」とも呼ばれる箕牧さんが深く悩んだ出来事が、被爆80年の今年あった。背景を探ると、輝かしい受賞の陰で取り残された「歴史がはらむ課題」が浮かび上がってきた。

 話は8月2日、被爆した朝鮮半島出身者や2世らでつくる広島県朝鮮人被爆者協議会(朝被協)が広島市で開いた追悼集会にさかのぼる。

 広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の理事長も務め、来賓として招かれた箕牧さんのこんなあいさつが、波紋を呼ぶことになった。

当時3歳・・・「想像します」

 「旧日本軍がアメリカと戦争…

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この記事を書いた人
武田肇
広島総局員
専門・関心分野
原爆・平和、朝鮮半島、鉄道
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    西岡研介
    ノンフィクションライター
    視点

    たとえそれが地元にとって「不都合な話」、当事者にとって「耳の痛い話」であっても、事実に基づき、書くのが記者の仕事。

    2025年12月26日 11:00

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