認知症などで判断力が低下した高齢者らに代わり、別の人がお金の管理などを行う成年後見制度をめぐり、本人や家族と行政の間でトラブルになるケースが相次いでいる。
行政の権限で母親を突然連れて行かれ、成年後見の申し立てをされたと訴える長女(64)を取材した。
東京都大田区の閑静な住宅街の一角に、当時50代だった長女と80代の母親が2人で暮らしていた。長女は地方の学校教員を務めていたが、父の死去後、母から「ひとり暮らしは不安なので戻ってほしい」と言われ、実家に戻った。実家はその後、棟つながりの二世帯住宅に建て替えられ、1棟に母と長女、もう1棟に親族一家が住んだ。
母は気丈な人だったが、しだいに物忘れが目立つようになった。母の症状の悪化に伴い、長女は2015年、介護のために離職。在宅での「ひとり介護」が始まった。
やがて認知症による暴言なども時おり出るようになったが、母は受診を拒否し続けた。途方に暮れた長女は地域包括支援センターに相談したものの、「自分でトイレや入浴ができるのであれば要介護認定は難しい」と職員に告げられた。
異変が起きたのは17年のことだ。
母を預けていた区の日帰り施設に迎えに行くと、姿が見えない。探そうとすると、大田区の職員が立ちふさがった。
成年後見制度を四半世紀ぶりに抜本的に見直す民法改正案が今国会に提出される見通しです。認知症の高齢者らの暮らしを支える制度ですが、トラブルも多発しています。現場で何が起きているのか。連載【ルポ 成年後見】を随時配信します
押し問答の末、長女が「弁護…
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藤田直哉批評家・日本映画大学准教授提案これは支援や保護を巡る現代の様々なジレンマの典型的事件だと思います。虚偽や悪意に対する脆弱性があるんですよね、DVや子供の連れ去り系の問題もそうなんですが。緊急性があり保護しなければならないような深刻なケースと、虚偽や悪意によるものの区別が
2026年3月7日 11:00
仲岡しゅん弁護士視点同様の紛争は児童相談所の関係でもよく起きています。 親からすれば虐待などしていない、しかし児相の側は子どもの虐待を疑って保護し、親元から引き離してしまう、というのが典型的な構図です。 この記事は高齢者の事案ですが、構図それ自体は似ているよう
2026年3月12日 12:45





















































