小中学校の非常勤講師 授業準備は「無給」?  待遇には地域間格差

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杉原里美
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 教員不足が深刻化するなか、非正規教員が学校現場を支えている。パートタイムで授業を受け持つ非常勤講師もその一員だ。しかし、給与や待遇面で正規教員とは大きな差がある上、同じ非常勤講師のなかでも待遇をめぐる地域間格差が指摘され、改善を求める声が上がっている。

 今月6日、埼玉県川越市で「ペーパーティーチャーセミナー」が開かれた。県の担当者は、約30人の参加者を前に、こうPRした。

 「埼玉県は、福利厚生が手厚くなっています」

 セミナーは、教員免許を持っていながら教職に就いていない人を掘り起こし、正規だけでなくフルタイムの非正規教員の臨時的任用教員(臨任)や、非常勤講師として県内で働いてもらうのが目的だ。勤務条件の説明のほか、近年の現場を知ってもらうため模擬授業も披露された。終了後には、個別ブースでの登録相談会が開かれた。

 県は2022年度から開いており、今年度は8回開催した。東京都神奈川県などもこうしたセミナーを開催、教員の獲得競争は非正規にも及んでいる。

 この日のセミナーに参加した埼玉県ふじみ野市の会社員男性(49)は、遠方への異動を命じられたのを機に、県内で教員として働く道を模索している。「他の会社と掛け持ちで非常勤講師を検討しているが、資料を見ると、給料が少ない。アルバイト感覚になってしまうかもしれない」と悩む。

 非常勤講師の待遇は自治体に…

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この記事を書いた人
杉原里美
さいたま総局|県政・教育担当
専門・関心分野
家族政策、司法のジェンダー、少子社会、教育
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    内田良
    名古屋大学大学院教授=教育社会学
    視点

    これまで非常勤講師の授業準備に要するコストは過小評価されてきました。 その背景には、公立校で働く教員に適用されてきた「給特法(公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法)」の影響があると考えられます。給特法のもとでは、定時

    2025年12月25日 01:54

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