第4回地域移行の「成功例」、でも財政面に不安 地域団体支える国の見解は
「地域バンドのめっちゃ成功例やと思います」
奈良県との県境に位置する京都府南部の精華町で活動する「けいはんなユースウインドオーケストラ(KYWO)」。代表の中村麻衣子さん(42)は、部活動とは違った吹奏楽活動に手応えを感じている。
大学の音楽学科を卒業し、町内にある三つの中学校の吹奏楽部で指導に関わってきた。地域移行の進め方に悩む町と、子どもたちの吹奏楽を盛り上げたい楽器店からの相談を受けて、2023年にKYWOを立ち上げた。
3年目となる今年度は、小学5年から高校3年までの約120人が、週末にある練習に通う。
練習は1回3時間。約30人のプロの演奏家が指導者となり、パートごとに指導する。練習場所や大型楽器は、中村さんが現在顧問をしている京都廣学館高校が無償で提供する。
練習と発表で年間25回集まる。参加費は1人計3万円で、町内の児童・生徒には町が半額を補助する。
参加する中学生は、多くが学校の吹奏楽部と「掛け持ち」だ。
昨年度から参加している高校1年の梅原春和さんは「ここでは先輩、後輩の上下関係もなく、うまくなることに集中できる」。中学1年の木下真耶さんは「プロの先生が教えてくれるし、ためになることが多い」と話す。
代表の中村さんは「音楽をやるのに恐怖感はいらないし、(上下関係など)昭和的なものは今の子どもには通用しない。プロから教わることで、部活に戻ってほかの子どもたちに(技術や考え方が)伝わる効果も出ている」。
KYWOが悩むある問題
そんな中村さんが、最も頭を…
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