第2回多様化する部活のニーズ だが地方では活動の受け皿確保は「困難」
府中部の山あいにある南丹市立殿田中学校の音楽室に、交響詩曲「西遊記」(福島弘和作曲)のリズミカルなサウンドが響いた。
殿田中吹奏楽部の部員は16人。全校生徒数約80人の学校の中では大所帯だが、副部長の永口明香里さん(3年)は「少ない人数で音をつくるのも楽しいけど、正直言うと、楽器(を吹く人)が1人ずつで、さびしい」。
そんな殿田中での練習に、約35キロ離れた綾部市立八田中の渡辺ことさん(3年)の姿があった。両校は合同バンドとして、吹奏楽コンクールに挑戦した。
渡辺さんは、平日は自身が通う八田中で練習。合奏練習のある土曜日に、電車や保護者の車で約40分かけて殿田中にやってくる。
この日は曲の最後まで通して合奏することができた。「最後までいった! よう頑張ったな」。指揮を振り終えた殿田中の森下悠児教諭(30)が笑顔で声をかけると、両校の生徒は「おーっ」と歓声をあげ、拍手をして喜んだ。
八田中吹奏楽部の部員は8人だが、コンクール出場を希望したのは渡辺さん1人だけ。顧問の船越寿子教諭は、「『吹奏楽を楽しむだけでいい』という生徒もいる。価値観も多様化した」と話す。
吹奏楽部の地域移行をあきらめた自治体も
生徒が部活動をする理由は様…
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高橋真樹ノンフィクションライター視点私はこれまでの取材で、少子高齢化が進む地方に足を運んできましたが、地方では、それぞれが抱える課題やニーズは幅広く、都市部と比べてよりフレキシブルな対応が求められていました。部活動も例外ではありません。 小さな地域では、記事にあるように、顧
2025年9月29日 18:36
内田良名古屋大学大学院教授=教育社会学視点教員の長時間労働の主たる要因として部活動指導があることから、部活動の地域移行の機運が高まりました。すなわち、学校から部活動が切り離されて、地域社会の活動として再編されるかたちです。 これはもっともわかりやすい、あるいはもっとも徹底したかた
2025年9月29日 20:10























































