トランプ米大統領が3月末に予定した訪中を「5~6週間後」(ホワイトハウス)に再調整しました。原因となったとみられる米国などによるイランへの攻撃を、中国はどうみているのでしょうか。米ブルッキングス研究所ジョン・L・ソーントン・チャイナセンターのフェロー、カイル・チャン博士は中国の動きについて「価値観の共有よりも取引や利益を重視した外交を展開している」と語ります。
――中国は昨年、1日平均約140万バレルのイラン産原油を輸入しました。
米国のイラン攻撃は中国の石油輸入に一定の圧力をかけるでしょう。イラン産原油は通常、マレーシアのような第三国を通じて輸送されており、中国の石油輸入の約10~12%を占めています。同時に、中国は長年にわたり石油戦略の多角化を追求してきました。中国はイランからの石油輸入が一時停止すれば、ロシアなど他国にシフトしたり、戦略的な石油備蓄を活用したりする可能性が高いと思います。
――中国がイランに軍事支援する可能性はありますか。
中国がイランに軍事支援する可能性は非常に低いです。多くの論者は中国をイラン、ロシア、北朝鮮と結びつけ、「CRINK」という名称を使いますが、これらの国々の関係の深さを誇張していると思います。
一般的に、中国は取引先のほとんどの国に最小限の軍事支援をするか、あるいは全く支援せず、経済・貿易関係に注力することを好んでいます。米国のベネズエラに対する軍事介入と同じように、中国は今回も声明を出して、双方に和平を促すだけです。
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西欧首脳の訪中「中国は米国に代わる選択肢にはならない」
――最近、英仏独豪加などの…
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