インタビュー

第9回絶対的優位を築けない自民党 高市新総裁の課題は「チーム」づくり

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聞き手 シニアエディター・尾沢智史
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 高市早苗氏が新たな自民党総裁に選ばれました。臨時国会で首相に選出される公算が大きく、初の女性首相となります。自民党はどこへ向かい、安定政権を築けるのか。直面する課題は何か。「戦後日本政治史」などの著書がある政治学者の境家史郎さんに展望してもらいました。

        ◇

 高市早苗氏が選出された今回の総裁選は、自民党の歴史の中で見れば、安倍晋三内閣退陣以降の党の路線を修正する意味を持ちます。

 1955年の自民党結党で確立した「55年体制」は、93年の細川護熙首相の非自民政権で崩壊しました。その後、小泉純一郎政権を頂点とする「改革の時代」を経て、自民党は右派イデオロギー色を強め、第2次安倍政権で自民1強の「ネオ55年体制」になりました。

 その後、菅義偉政権、岸田文雄政権で「安倍色」が薄れていき、石破茂政権で中道化が明確になった。これに対して、高市新総裁は、再び「安倍色」を強めようとするでしょう。

高市新総裁と「保守一本足打法」

 しかし、高市氏を取り巻く状…

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