
“日興「家族でワクワク体験DAY2018」”開催
今年7月7日、創業100周年を迎えたSMBC日興証券。同社は、CSR活動の一環として、2006年から毎年夏休みに、小学校高学年の児童とその家族を対象にした社会学習プログラム“日興「家族でワクワク体験DAY」”を全国で開催しています。今年で13年目を迎え、これまでに延べ16,600人が参加。8月24日には東京・調布支店で開かれ、子どもたちが経済とお金の流れや証券会社の仕事などについて楽しみながら学びました。
経済やお金の流れを学ぶ
「こんにちは!」
子どもたちの元気なあいさつで幕を開けた今回の“日興「家族でワクワク体験DAY」”。プログラムは、お金に関する動画鑑賞からスタートしました。この日見たのは、UFOにつかまった子どもたちが、異星人に日頃の物やお金の浪費ぶりを指摘されて、自分の生活を見直していくというストーリーのアニメです。動画を通じて、地球環境の保護という点からも、物やお金を大切にすることが重要であると学びました。
動画終了後は、SMBC日興証券の社員2人が先生になり経済や金融についての講義。経済とは、生活に必要な物や欲しい物をみんなが手に入れるための仕組みであること、実は大昔から物々交換という方法で経済活動が行われていたことについての説明を真剣な表情で聞く子どもたち。「みんなが生活の中で必要な物や、欲しい物を教えてください」と質問されると、勢いよく手を挙げて、「食べ物」「家具」と大きな声で答えていました。
さらにお金には「交換しやすい」「価値がわかりやすい」「保存がしやすい」という三つの特長があることや、お金を増やすには貯金や株式運用といった方法があること、そして証券会社が株式売買の仲介をしていることなども学習。まとめとして、特に重要な事柄をみんなでワークシートに書き込み、経済や金融についての座学が終了しました。

社員たちが働く現場を見学
経済やお金の流れを勉強した後には、参加者に自分の名前が書かれた特製の名刺を配布。初めて自分の名刺をもらった子どもたちは、うれしそうに何度も見ていました。そして実際に名刺交換を体験。まずは先生が二人で見本を見せます。「SMBC日興証券調布支店の◯◯です」「ちょうだいいたします」と、あいさつから受け取るまでの流れを説明されて、さっそく子どもたちも挑戦です。最初は恥ずかしがっていましたが、渡す角度やおじぎの仕方などを手取り足取り教わると、だんだん自分たちだけで名刺交換するように。先生のまねをしながら「こんにちは。小学校5年生の◯◯と申します」「はじめまして。小学校6年生の◯◯と申します」「ちょうだいいたします」と、会場のいたるところで子ども同士が声をかけあい、笑顔で名刺を交換していました。
その後、調布支店の見学へ。なかなか入ることがない証券会社の店内を、子どもたちは興味深々の様子で見てまわりました。さらに、営業担当者がいる部屋も見せてもらえることに。店舗の奥にある扉を抜けると、電話でお客様とやりとりをしている人やパソコンで調べものをしている人など、数十人の社員が仕事をしています。その光景を見て「すごく広い」「みんな仕事しているね」と大興奮でオフィスを隅々まで見ていました。
ここでは社員たちとの名刺交換会を実施。子どもたちは緊張した様子も見せず、教わったばかりのやり方で積極的にあいさつをして名刺交換していきます。なかには、この日にもらった自分の名刺を全て交換した子どももいました。その様子をほほえましく見ていた社員たち。子どもだけではなく、社員にとっても楽しい時間になったようです。

証券会社の仕事を模擬体験
応接室では、パソコンを使った株式の注文方法を学びました。「銘柄コード」「東証」「名証」「指し値」「成行」「執行条件」「寄り付き」……。子どもたちには聞きなれない用語が多い株式の世界。「上場企業にはそれぞれ“銘柄コード”があります」「株式を買いたい人と売りたい人が値段を特定せずに注文するのが“成行”です」など、パソコンの画面を見ながら、注文成立までの流れを一つひとつ丁寧に教わりました。
「やってみたい!」と手を挙げた男の子が、実際に株式の注文にチャレンジ。キーボードやマウスを使い、気になるゲーム関連会社の銘柄コードを入れ、200株、単価は成行で期間は今週中、口座区分は特定口座を選択……。初めてとは思えないほどスムーズにパソコンを操作して無事に注文を完了すると、周りの子どもたちから歓声があがりました。
そして最後のプログラムは、支店長室の見学です。「パソコンの中に株式に関する様々なデータが入っていて、その情報を見ながらお客様とやり取りしています」という支店長の席で実際の業務を模擬体験しました。営業担当者がお客様役になり、テレビ電話を使っての取引です。「今日の日経平均株価はいくらですか?」「〇〇の株価は?」といった問い合わせに、支店長に教わりながらパソコンや紙の資料を見て正確に答えていました。
そして全てのプログラムを終えた子どもたちには、支店長から修了証書を授与。証書が手渡されるたび、会場は大きな拍手に包まれました。動画鑑賞、講義、仕事体験と盛りだくさんの2時間。子どもたちにとって金融や経済がより身近なものになったはずです。
