
年間1579万人が訪れる観光都市ドバイとは?
START!で人気の新連載 「ドバイつれづれ日記」 の筆者・むほん丸さんが居住するドバイとは、いったいどのような街なのでしょうか。START!編集部が、現地を深く取材してきました。
七つの首長国
ドバイは中東のアラブ首長国連邦(UAE)にある都市です。UAEはアラビア半島の東南端にある国で、七つの首長国(エミレーツと呼びます)から構成されます。エミレーツ航空の「エミレーツ」は、首長国という意味だったのですね!
UAEの首都はアブダビ(アブダビ首長国)です。アブダビは石油がたくさん出ることで有名です。一方、ドバイはドバイ首長国の中にあります。アブダビほど石油は取れないのですが、「ジュベル・アリ」という世界最大の人工港を中心に自由貿易が進められ、中東経済の中心地といわれています。日本からドバイまでは、エミレーツ航空の直行便で約11時間。羽田空港、成田空港、関西空港から毎日就航しています。
今年2月にドバイ政府観光・商務局が発表した数字によると、2017年にドバイを訪れた海外からの宿泊旅行者は過去最高の1579万人(前年比6.2%増)を記録したそうです。日本からドバイへの旅行者数も約9万900人と前年から28%も増えており、いま注目の観光都市といえるでしょう。
人種のサラダボウル
ドバイの人口は2018年2月現在で約300万人と、日本の茨城県(289万人)よりやや多く、その多くが外国人を占めています。START!編集部員が街で出会った人に出身国を聞いてみると、インド、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、アフガニスタンといったアジアから、イギリス、フランス、ドイツなどのヨーロッパ勢、さらにはケニア、南アフリカ、アンゴラなどアフリカ出身の方まで、まさに人種のサラダボウル。さまざまな国籍の人が住んでいます。
お正月でも海水浴
真冬でも気温があまり下がらないことはドバイの大きな魅力の一つです。ヨーロッパからの避寒リゾートとして以前から知られています。START!編集部が訪問した1月初旬でも平均気温は25度前後と、毎日半袖で過ごせるくらいでした。地元住民が多く集まるJBR(ジュメイラ・ビーチ・レジデンス)の海辺には、休日になると多くの人が泳ぎに来ていました。日中は海に入ってちょうど良いくらいの水温になっています。
また一年を通してドバイで雨が降ることはほとんどありません。たまに雨が降ると、そのことが現地メディアのトップニュースになり、多くの学校が休校となるくらいです。
ドバイというと街中すべてがセレブなイメージがあると思いますが、そういう側面ばかりではありません。タクシーは初乗り300円程度ですし、「1to10ディルハムショップ」(ディルハムはUAEの通貨、1ディルハム=約30円)という日本の100円ショップみたいなお店もたくさんあります。
市内のスーパーマーケットに行くと、野菜や果物が日本よりも安い価格で売られています。お米やパンもさまざまな国や宗教に対応したたくさんの種類が売られています。これにはビックリしました。
常に進化する街
ドバイの魅力について、ドバイ政府観光・商務局インターナショナルオペレーションズのシャハブ・シャヤン(Shahab Shayan)シニアマネージャーに話を伺いました。
「ドバイは日々進化している街で、常に新しい観光スポットやアクティビティが誕生しています。最近ではジュメイラ地区に『ラ・メール』というビーチスポットができたのをはじめ、サファリパークや巨大な展望台『ドバイ・フレーム』なども人気になっています」
「また、ドバイは超高級ホテルやレストランなど富裕層だけをターゲットにした街ではありません。家族連れから女性同士の旅まで、あらゆるお客さまを受け入れるキャパシティーを持っています。ドバイの歴史を学ぶツアーや遊牧民のベドウィンについて知る博物館など、文化的な見どころもたくさんあります。
ラマダン(断食月)の時期にも、日没後の食事『イフタール』をはじめ、普段は見ることのできないイスラム文化に触れることができます」
シャハブさんが話されたように、リーズナブルなホテルやアパートメントがドバイ市内にはたくさんあり、宿泊施設は延べ10万室にもなるそうです。確かにインターネットの宿泊予約サイトで見ると、1つ星から5つ星までかなり多くのホテルが確認できました。
治安の良さと英語
編集部員がドバイをくまなく取材してみて気づいたことを、最後に二点紹介します。まず一点目は、圧倒的に治安が良いことです。夜の街を歩いても全く怖い思いをすることもなく、女子旅でも安心して過ごせそうです。そもそもドバイでは、犯罪がほとんど起きないそうです。東京都内よりも安心して過ごせる気がしました。
もう一点は、英語がどこでも通じることです。公用語はアラビア語なのですが、在住外国人が多くを占めるため、お店や駅などでは普通に英語で会話します。「英語は下手だから・・・」という方も大丈夫。多くの店員の方も英語ネイティブではないので、カタコトの英語でも十分コミュニケーションが取れます。ここも日本人旅行者が安心して過ごせる点だと感じました。
2020年10月にはドバイで中東初の万博が開かれます。会場への輸送手段などインフラ整備はまだ課題を残していますが、世界最先端の技術がドバイに結集すると予想されています。非常に楽しみですね。
2018年注目の都市リポート初回にふさわしいドバイ。みなさまも訪れてみてはいかがでしょうか。



































































