
柴山さんに「お金のギモン」伺いました
START!連載陣のウェルスナビCEO柴山和久さんを招いたセミナー「教えて柴山さん、AG世代のお金のギモン」(主催:START!編集部)が、11月11日に渋谷ヒカリエホールで開かれました。
朝日新聞社グループと宝島社の雑誌「GLOW」は、今年春より『Aging Gracefully(AG)』というプロジェクトを進めています。これからの人生100年時代に向け、40代・50代の女性が「わたしらしく、ゆるっと、優雅に」年齢を重ねていくことを応援し、加齢に対する新たな価値観を広めていくことを目指しています。
今回のセミナーではAG世代が抱えるさまざまなお金の疑問を、新刊「元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資法」(ダイヤモンド社)を書きあげたばかりの柴山さんに、わかりやすく解決していただきました。
SNSやメールマガジンなどで告知をし、セミナーには約80人が参加。参加者から事前に寄せられた質問に、柴山さんが一つずつ答えていくスタイルで進みました。
『資産運用って、やらなければダメですか?』という質問に対して柴山さんは、「やらなければダメだということはない。実際に自分の両親は資産運用をしていませんでした」と答えます。その上で、給与をずっと銀行口座に預けていた柴山さんの両親と、運用していた柴山さんの義理の両親(アメリカ人)との比較をします。「年齢も学歴もほぼ同じ条件、ほぼ同じ期間なのに、義理の両親が10倍の資産を持っていたことに強い衝撃を受けました」
柴山さんは義理の両親の預金に注目します。「預金はほとんどなく、クレジットカードの支払いなどで使うために給与の数か月分くらいしか銀行口座には残していませんでした。その分、若い時から残りをどんどん資産運用に回している。この積み重ねが、大きな差につながったわけです」
また、『資産運用はなにから始めたらよいですか』という質問には、「会社の確定拠出年金がある人はまずは活用すべき」と柴山さんは話します。そして世界全体に広く分散できる商品に目を向けるべきだと続けます。さらにはNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)も活用し、とにかく積み立てていくことを始める入口として提案頂きました。
逆にやってはいけないとして「足元のリターンの高い投資信託に投資すること」を挙げて頂きました。「現在ブームになっている商品は、基準価格も今が一番高い可能性がある。そういうものではなく、とにかく幅広く分散させて長期にわたって積み立てることが初心者には大事です」と柴山さんは力説します。
『投資のコツを教えてください』という質問には、「世界経済全体に投資したあとは、とにかく値上がり値下がりを見ないこと」をおすすめ頂きました。初心者が投資でうまくいかない理由に「始めたばかりなのに値動きに一喜一憂してすぐやめてしまうこと」が挙げられるといいます。まだ始めたばかりのころは積み立ての複利効果も薄く、短期的にマイナスになることもあるので、ここは値動きを見ないでじっとこらえる。そこが投資のコツだと柴山さんは話します。
最後には来場者から直接質問も受けました。『投資先を世界分散としても、投資信託はものすごく種類がいっぱいある。どこを見て買えばいいのですか』という質問には、「選ぶのは本当に難しい。過去のリターンが高いもの、手数料が安いものなど、いろいろな選び方があり一長一短があります。ただある程度の資産規模が大きいものをおすすめします。一つの目安として、預かり資産が1000憶円以上のものを探してみてはどうでしょうか」と柴山さんにお答えいただきました。セミナー終演後も、来場者からの質問に一つ一つ丁寧に答えて頂いている柴山さんが印象的でした。
大盛況のうちに終わった初のSTART!編集部主催セミナー。これからも不定期ではありますが、読者の方を招待して実施していく予定です。


































































