
堺屋太一監修『万国博覧会展』
日本政府が2025年に大阪への招致を目指している国際博覧会(万博)。大阪とエカテリンブルク(ロシア)、バクー(アゼルバイジャン)との3都市が立候補しており、11月23日のBIE(博覧会国際事務局)総会で開催地が決定されます。
決定を前に、1970年の大阪万博を主導した堺屋太一さんが監修する「万国博覧会展」が東京都新宿区の美術愛住館で開かれています。1851年のロンドンから始まる万博の歴史や大阪万博の秘蔵資料、さらには2025年の大阪開催を期待に込めた展示内容となっています。
堺屋さんは通商産業省(現・経済産業省)職員として、大阪万博の招致から実施計画、運営まで全面的に携わりました。展覧会では、裏方としての知られざるエピソードや資料、当時の万博会場を忠実に再現した巨大ペーパークラフトなどが紹介されています。入場料は一般・大学生500円、小・中・高300円。会期は11月25日(日)まで(月・火曜日は休館)。

また、展覧会の開催に合わせて作文コンクール「万国博覧会への思い」も実施しており、作品を募集しています。テーマは「万国博覧会に想う」。これまでの万博の思い出や未来の万博への願いなどを、200字以内にまとめて郵便はがきで応募します。応募作品は堺屋さんが自ら審査し、優秀な作品を選んで表彰します。優秀作品には『堺屋太一著作集』(約7万円相当)や万博の裏側をまとめた貴重な映像DVDなどが贈られるそうです。
締め切りは10月22日(月)当日消印有効。
詳細は美術愛住館特設ページ http://aizumikan.com/special/を参照ください。