
インドネシアで循環社会をテーマにしたハッカソン
カンボジアやフィリピンなど4チームが受賞
日本とASEAN(東南アジア諸国連合)の友好協力が今年で50周年を迎えたことを記念し、循環型社会をテーマにした若者向けのハッカソンが6月22日、インドネシア・ジャカルタで開催されました。
日本とASEANが直面するさまざま課題への理解を深め、ビジネスを通じて若者の起業家精神を育成することが狙いで、今回が初めての開催となります。日本アセアンセンターとインドネシア商工会議所が共催し、インドネシア外務省が後援。朝日新聞もメディアパートナーとして参加し、参加者のメンターとしてサポートしました。
ハッカソンには、日本、インドネシア、ベトナム、タイなど約100人がエントリーし、食品ロス、パッケージなどの包装、繊維の過剰な使用といったテーマから関心の高い分野を選び、循環型社会に貢献するためのビジネスプランを約1カ月考えました。
審査員による事前選考を経て、当日のピッチには9チームが参加しました。イベントの冒頭では、ASEAN日本政府代表部の紀谷正彦・特命全権大使が、「これからは若者によるイノベーションがもっともっと重要になっていきます。日本とASEANの未来をつくるのは今回参加したあなたたちです」と激励しました。
各チームがハイブリットでプレゼンを実施し、大学教授やベンチャーキャピタルの担当者らが、アイデアの斬新さや実現可能性などの観点から審査。インドネシア、カンボジア、フィリピン、ベトナムの4チームが部門賞を受賞しました。
カシューアップルの廃棄問題への新たな解決策を見出したNUTRIVE(カンボジア)は「地域の健康促進にしっかりと焦点を当てている」と評価されました。また、ごみ拾い労働者より購入したプラスチック廃棄物から持続可能な手作りビーズバッグなどを作るアイデアを発表したPHINIX(フィリピン)は、「ステークホルダーが複数にわたっており、ASEAN地域に拡張可能である」と評価されました。廃棄されるキャンドルナッツの殻をリサイクルし、食品や医薬品などに役立つ燻製液を発表したForganic(インドネシア)は、「技術的に複雑なアプローチを考察したことと、幅広い応用が効くこと」が評価されました。AI駆動型グリーンEコマース・プラットフォームを提案したRocket(ベトナム)は、「サステイナブルな商品を買える」が評価されました。
受賞した4チームは、9月にジャカルタで開催されるASEAN+ユースシンポジウム/SDGsスタートアップフォーラムに参加してプレゼンテーションを行います。
今回のハッカソンでは、日本とASEAN各国の若者が互いに学び合うほかにも、審査員が各チームに事業推進のための具体的なアドバイスをするなど、非常に活発な交流が見られました。単発で終わらせるのではなく、国境を超えたイノベーションがさらに継続して生まれることを期待したいです。



































































