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「お願い力」の高い人が経済的にうまくいく理由

経済評論家加谷 珪一

仕事やプライベートで他人に何かをお願いする機会は誰にでもあると思います。しかしながら、どういうわけか、お願いを聞いてもらえる人とそうでない人にくっきり別れてしまいます。お願い事が得意な人は、結果的に仕事やプライベートもうまくいき、お金にも恵まれることが多いのですが、こうした人たちはどのようにして他人にお願いをしているのでしょうか。

人が他人から何かを頼まれた時、それに応じる理由というのは、基本的に以下の3つしかありません。

1つ目は、相手の頼み事を聞くことで、何かしらのメリットが感じられる場合です。ビジネスの世界ではよくあることですが、今後、何か頼み事をする可能性がある相手であれば、多くの人は「貸し」を作っておきたいと考えるはずです。そのような相手が何かを頼んできた場合、快く引き受けた方が得策ということになるでしょう。

2つ目は、自分に弱みがあるケースです。以前に迷惑をかけたことがある相手の場合、やはり後ろめたさがありますから、多少面倒な頼み事だったとしても、簡単には断れないでしょう。

3つ目は、本当に困っていることが感じられる場合です。中にはこうした感情がない人もいるのですが、たいていの人は、心底困っている人を見かけた場合、助けてあげたいと感じるものです。自分がそれによって大きな損失を抱えるのでなければ、純粋な気持ちで手伝ってあげるケースは多いでしょう。

上記の3つだとすると、お願い事が得意な人は、3つのいずれかを多用しているということになりますが、そうなると必然的に2つめと3つめは除外されてしまいます。

中には相手の弱みを常に把握し、それをネタに無理難題を押しつける人もいるでしょうが、こうした行為には限界があります。また、いつも困った状態に陥っており、他人から助けられているようでは問題ですし、困ったフリをしても相手にはすぐにバレてしまうでしょう。

いつもお願い事を聞いてもらえる人というのは、結局のところ、相手に対してメリットをたくさんプレゼントできる人と考えることができます。つまり、相手に対するメリットという「引き出し」をたくさん持っている人が、有利にゲームを進めることができるのです。

では具体的に相手に対するメリットというのはどのようなことを指すのでしょうか。実は、何がメリットとなるのかは、相手によってまったく違いますから、ここを探し出せるのかが重要なポイントとなります。

※写真はイメージです。

相手が置かれている状況は実に様々です。

同じ会社の同僚でも、昇進を目指して遅くまでバリバリ仕事をする人もいれば、私生活を優先して早く帰るタイプの人もいます。仕事をテキパキと進める人もいれば、慎重なタイプの人もいるでしょう。苦手な上司の下で苦労している人や、部下にめぐまれない上司など周囲の環境も様々です。

人によって喜ぶポイントは異なりますから、お願い事をスムーズに行うためには、それぞれの相手に対して、自分に貸しを作るとメリットがあるということを印象付けておく必要があるでしょう。もし早く帰りたいと思っている同僚がいて、お互いに分業できる仕事をアサインされているのであれば、あなたが何かお願い事をした後は、逆に相手の仕事の一部を手伝ってあげるという協力関係を構築できる可能性があります。

昇進を第一に考えている相手であれば、自分が何をしてあげれば、相手の成績につながるのか、考えておくとよいでしょう。自分の昇進のためになると思えば、あなたの頼みを喜んで聞いてくれるかもしれません。

人はたいていの場合、メリットの有無で行動を判断しますから、相手に多くのメリットを提供できた人は、成功する確率がその分だけ高くなります。相手に対してどれだけメリットを提供できるのかというのは、お金に関する基本的な教養のひとつですから、常に意識しておく必要があります。

これは取引先との交渉でも同じです。相手が交渉に応じるのは、それに何らかのメリットを感じているからです。相手にどんなメリットを提供できるか、常に考えている人とそうでない人との間に、埋めようのない経済的格差が生じるのは当然の結果といってよいでしょう。

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